「緊急事態」に該当せず=韓国MERS、警戒訴え?WHO


【ベルリン時事】世界保健機関(WHO)のフクダ事務局長補は17日、スイス・ジュネーブの本部で記者会見し、韓国での中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの感染拡大について、「懸念すべき事態」だが、世界各国に対策強化を求める「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」には該当しないとの見解を明らかにした。

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WHOは16日、専門家による緊急委員会を開催。全会一致でこの結論に至り、チャン事務局長も同意したという。フクダ事務局長補は理由として「流行を抑え込み、他国への感染拡大を防ぐために強力な措置が講じられている」と指摘。新たな感染者発生が減少しているとみられることにも言及した。


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また、ウイルスに変異がないことを改めて説明。「感染が基本的に医療施設内にとどまっており、地域社会で持続的に広がっている証拠はない」とも語った。

その一方、現状は全世界にとって「警告だ」と強調。どの国でも同様の流行が起こり得ると述べ、韓国国内の状況の推移を「注意深く見ていかなければならない」と訴えた。 

フクダ事務局長補は、各国がMERSの最新情報を旅行者にできるだけ多く伝えることが大事だと指摘。緊急委では各国の保健・航空当局が連携を深め、感染の広がりを水際で阻止する重要性を確認したという。WHOは、現時点では渡航や貿易の制限は必要ないとの立場だ。


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WHOは今後、事態が変化すれば、緊急委を改めて開催し、対応を検討する方針。
《出典》JIJI.


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