***「もしグレタさんが教え子だったら、どう評価?」ある先生の問いかけ
「あなたたちを決して許さない!」――。
2019年9月、国連本部で開かれた気候サミットで演説し地球温暖化の危機を見過ごしてきた大人たちを叱責した、スウェーデンの環境活動家、グレタ・トゥンベリさん(当時16歳)。
時に涙を流し、険しい表情で訴える彼女の姿は、世界中に旋風を巻き起こした。まちがいなく、今年世界で最も注目を集めた高校生と言って良いだろう。
そんな彼女を応援してあげたくなる気持ちもあるけれど、私はつい意地悪な想像もしてしまう。
グレタさんのような人物が自分の身の回りに現れたら、はたして素直に共感できるだろうか。今の日本って、それを受けとめ、いかしていける社会なんだろうか、と。(玉川透)
考えるきっかけを与えてくれたのは、読者の方からの質問だった。
人事評価の最前線を追ったGLOBE特集「評価なんてぶっとばせ!」(7月号)に対して、「グレタさんの授業担当者だったら、
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彼女をどう評価すべきですか?」という問いかけをしてくれたのは、千葉県の現役高校教師、加茂桂さん(35)。
その素晴らしいセンスに、まずは敬意を表したい。
「知識、理解、表現力、主体性、いずれも満点では?」という加茂さんの意見に、
私も同感だ。
「右にならえ」「長いものには巻かれろ」的な思考が染みついている48歳の私には、彼女の姿がまぶしく映ったし、4歳になる自分の娘に重ねてけなげにも思った。
けれど一方で、もし私が彼女のクラスメートだったら、あるいは、彼女の会社の上司だったら、素直に共感できるだろうか?
若者たちの社会運動について研究し、『みんなの「わがまま」入門』(左右社刊)という本を書いた富永京子さんに疑問をぶつけてみた。
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